オフシーズンの車中泊グッズ管理術|次のシーズンにすぐ使える保管チェックリスト

オフシーズンの車中泊グッズ管理術|次のシーズンにすぐ使える保管チェックリスト

「ねえ、去年の冬用シュラフってどこにしまったっけ?」

「確か…押し入れの奥だったような。あれ、でもカビ臭くなってない?」

「うわ、本当だ。せっかくの週末キャンプなのに、また買い直し?」

こんな会話、車中泊やキャンプ好きなら一度は経験があるのではないでしょうか。私自身、初めて車中泊を始めた頃は、シーズンオフに適当に片付けていたせいで、次の季節に「使えない」「見つからない」という痛い経験を何度もしました。

特に記憶に残っているのは、夏の北海道ツーリングの前夜。冬用グッズと一緒に保管していた夏用の薄手シュラフを取り出したら、なぜか湿気でカビが発生していたんです。結局、出発直前にアウトドアショップに駆け込む羽ぶりになりました。

でも、きちんとした保管方法を身につけてからは、そんなトラブルとは無縁です。今回は、私の車中泊経験で培った、オフシーズンのグッズ管理術を全てお伝えします。

筆者の写真: yadocar 編集部

yadocar 編集部

プロのライター / キャンプ歴10年

車中泊初心者から上級者まで役立つノウハウやスポット情報をお届けしています。法規やマナーなどは信頼できる情報源を確認し、安心して実践できるよう配慮しています。

目次

シーズンオフに保管前にやるべき3つの基本メンテナンス

シーズンオフに保管前にやるべき3つの基本メンテナンス

車中泊グッズは、使いっぱなしで保管すると確実に劣化します。私が以前、メンテナンスせずに保管したクーラーボックスは、翌シーズンに開けたら悪臭が…という苦い経験があります。

徹底的な洗浄と乾燥が劣化を防ぐ

まず何より大切なのが「完全に乾かす」こと。これができていないと、カビや悪臭の原因になります。

私が実践している洗浄・乾燥手順はこうです。寝袋やマットは、メーカーの洗濯表示に従って洗濯機または手洗いで洗います。洗剤は専用のものがベストですが、中性洗剤でも問題ありません。洗った後は、必ず天日干しを2日以上。特に羽毛の寝袋は内部まで完全に乾かすのに時間がかかるので、触ってみて少しでも湿気を感じたら、もう1日干すようにしています。

調理器具やクーラーボックスは、食べ物の残りカスが見えなくても、油分や匂いが残っているもの。私は中性洗剤で洗った後、熱湯をかけて殺菌し、完全に乾燥させてから保管します。特にゴムパッキン部分は水分が残りやすいので、綿棒で拭き取るのがコツです。

機能チェックで「次使えない」を防ぐ

保管前には必ず動作確認をしています。ランタンやヘッドライトは電池を抜いて動作テスト。充電式なら50%程度まで充電しておくと、バッテリーの劣化を防げます。

ポータブル電源は、私の経験上、完全放電させたまま長期保管すると寿命が縮むので、必ず50〜70%程度まで充電してから保管。3ヶ月に1度は充電状態を確認するようにしています。

インフレータブルマットやエアベッドは、空気を入れて一晩放置。翌朝しぼんでいないか確認します。小さな穴でも見つけておけば、オフシーズン中に修理できますからね。

消耗品の交換タイミングを見極める

シーズン最後に使った時が、消耗品をチェックする絶好のタイミングです。

私はガスカートリッジの残量、ウォータータンクのパッキンの劣化、寝袋のジッパーの滑りなどを必ず確認します。「次のシーズンも使えるかな?」と迷ったら、メモしておいて早めに交換品を購入。シーズン前は品薄になることも多いですから。

特に注意しているのがゴム製品。ポータブルトイレのパッキンや、ウォーターバッグのホースなど、ゴムは経年劣化するので、シーズン終わりにしっかり観察しています。

保管場所別の最適な収納テクニック

「とりあえず押し入れに突っ込んでおけばいいや」と考えていた初心者時代の私。でも保管場所によって、グッズの寿命は大きく変わることを学びました。

室内保管が基本、でも場所選びが重要

理想は室内の風通しの良い場所です。私の自宅では、クローゼットの上段に車中泊グッズ専用スペースを確保しています。

ここで重要なのが湿度管理。特に寝袋やマット類は湿気に弱いので、除湿剤を一緒に入れています。ホームセンターで売っている吊り下げタイプの除湿剤を使えば、クローゼット内の湿度を適切に保てます。私は2ヶ月に1度、除湿剤を交換するルーティンを作っています。

また、直射日光が当たる場所は避けること。以前、窓際の棚に保管していたウォータータンクが、紫外線で劣化してひび割れたことがありました。それ以来、必ず暗所に保管しています。

車内保管のメリットとデメリット

「次のシーズンにすぐ使えるから」と、車内に保管したくなる気持ちはよくわかります。私も最初はそうでしたから。

でも経験上、車内保管は限定的にすべきです。夏場の車内は50度を超えることもあり、プラスチック製品が変形したり、電子機器が故障したりするリスクがあります。実際、私の友人は車内に置きっぱなしにしたポータブル電源が熱で故障し、修理に出す羽目になりました。

それでも車内に置いておきたいなら、工具類や金属製のペグ、ロープ類など、温度変化に強いものに限定すること。そして必ず直射日光が当たらない場所、できればトランクの奥に収納します。

屋外物置やガレージ保管の注意点

庭に物置がある場合、大型のギアはそこに保管したくなりますよね。私も折りたたみチェアやテーブルは物置保管です。

ただし、屋外保管には絶対のルールがあります。それは「密閉コンテナに入れる」こと。プラスチック製の密閉ボックスを使えば、湿気や虫、ホコリからギアを守れます。私は透明のコンテナを使って、外から中身が見えるようにしています。

また、地面に直置きは厳禁。雨の日に湿気が上がってきますし、春先には虫が侵入しやすくなります。棚やすのこの上に置くことで、これらの問題を解決できます。

アイテム別の保管ベストプラクティス

グッズごとに最適な保管方法は違います。ここからは、私が実際に行っている具体的な保管テクニックをご紹介します。

寝袋・マット類の長持ち保管法

寝袋は絶対に圧縮袋に入れっぱなしにしてはいけません。これ、初心者が最もやりがちな失敗です。

私も最初の冬、スペースを節約しようとダウンシュラフを圧縮袋に入れて保管したら、翌シーズンにロフト(膨らみ)が戻らず、保温力が著しく低下していました。メーカーに問い合わせたところ、「長期保管時は必ず専用の保管袋か、大きめの通気性のある袋に入れてください」とのこと。

今は付属の大きめの保管袋(コットン製)に入れて、クローゼット上段に立てかけるように保管しています。この方法にしてから、ダウンの復元力も維持できていますし、寿命も確実に延びています。

インフレータブルマットは、空気を少し入れた状態(満タンではなく3割程度)で保管すると、バルブの劣化を防げます。完全に空気を抜いて畳むと、折り目の部分に負担がかかって劣化しやすいんですよね。

調理器具・食器類の清潔保管

クッカーやシェラカップは、洗浄後にアルコールスプレーで拭いてから保管しています。特にアルミ製のクッカーは、水分が残っていると白く変色することがあるので要注意。

バーナーとガス缶は必ず別々に保管。ガス缶は40度以下の場所に保管することが法律で定められているので、私は玄関の下駄箱の下に専用スペースを作っています。冬場の凍結対策として、缶の表面に薄く油を塗っておくと錆びにくくなります。

クーラーボックスは、洗浄・乾燥後、フタを少し開けた状態で保管。完全に密閉すると内部に湿気がこもって、次に使う時に嫌な臭いがすることがあります。

電子機器・電源類の賢い保管

ポータブル電源は温度変化に敏感です。私は必ず室温が安定している部屋のクローゼットに保管し、3ヶ月に1度は充電レベルをチェックしています。

リチウムイオンバッテリーは、満充電でも完全放電でもなく、50〜70%程度が最も長持ちするんです。これを知ってから、オフシーズン前には必ず60%程度まで調整してから保管するようにしています。

ランタンやヘッドライトの電池は必ず抜いておくこと。液漏れして本体が使えなくなった、という失敗は誰もが一度は経験するはず。私も高価なLEDランタンを1台ダメにしました。電池は別の密閉容器に入れて、同じ場所に保管しています。

ファブリック製品(タオル・ブランケット等)

車中泊で使うタオルやブランケット、カーテンなどの布製品は、洗濯後に必ず防虫剤と一緒に保管します。

私が使っているのは、衣類用の防虫剤を布製の袋に入れたもの。プラスチックケースに布製品と一緒に入れておけば、虫食いの心配はありません。ただし、防虫剤の匂いが気になる人は、天然のラベンダーやシダーウッドを使うのもおすすめです。

カーテンや目隠し用の布は、折りジワがつかないよう、できるだけ吊るして保管。私は物置の壁に突っ張り棒を設置して、そこにハンガーで吊るしています。

すぐ使える状態を保つ管理システム

保管するだけでなく、「次のシーズンにすぐ使える」状態にしておくことが重要です。私が実践している管理方法をお伝えします。

カテゴリー別の収納ボックス分け

以前はグッズを適当に詰め込んでいましたが、今は完全にカテゴリー分けしています。

私の分類は次の通り:

  • 「寝具セット」(寝袋、マット、枕)
  • 「調理セット」(バーナー、クッカー、食器、カトラリー)
  • 「電源・照明セット」(ポータブル電源、ランタン、ライト類)
  • 「水回りセット」(ウォータータンク、ポータブルトイレ、洗面用具)
  • 「その他」(チェア、テーブル、小物類)

それぞれを色分けしたコンテナに入れることで、必要なものをすぐに取り出せます。冬キャンプ前なら「寝具セット」と「電源セット」だけ取り出せばいいわけです。

チェックリストで管理を見える化

私はExcelで「車中泊グッズ管理表」を作成し、各アイテムの保管場所、最終メンテナンス日、次回交換予定を記録しています。

特に便利なのが「シーズン別必要グッズリスト」。春夏秋冬それぞれで必要なグッズにチェックを入れておけば、出発前の準備がスムーズです。実際、このリストのおかげで忘れ物がほぼゼロになりました。

スマホのメモアプリでも十分ですが、私のように紙に印刷して保管場所に貼っておくのもおすすめ。家族も見られるので、「あれどこ?」という質問が減りますよ。

年2回の定期点検デーを設定

私は春の連休と秋の連休に、必ず「車中泊グッズ点検デー」を設けています。

このタイミングで全てのグッズを取り出して、状態確認、メンテナンス、不要なものの処分を行います。所要時間は2〜3時間ですが、これをやるかやらないかで、グッズの寿命とシーズンインの準備時間が大きく変わります。

点検時には写真も撮影。スマホに保存しておくと、買い物の時に「あれ、これ持ってたっけ?」という無駄な買い物を防げます。

実践!オフシーズン保管チェックリスト

最後に、私が実際に使っている保管チェックリストをご紹介します。印刷して使ってください。

保管前チェックリスト(全アイテム共通)

□ 洗浄・汚れ落としは完了したか □ 完全に乾燥させたか(最低48時間) □ 破損・劣化箇所はないか □ 消耗品の交換は必要ないか □ 付属品は全て揃っているか □ 保管場所は決まっているか □ ラベリングは完了したか

この基本チェックをクリアしてから、次のアイテム別チェックに進みます。

アイテム別チェックリスト

寝袋・マット □ 専用保管袋に入れた(圧縮袋は使わない) □ 防虫剤を入れた □ 湿気の少ない場所に保管した □ ジッパーに潤滑剤をスプレーした

調理器具 □ ガス缶とバーナーを分離した □ クッカーの焦げ付きを落とした □ ゴムパッキンの劣化をチェックした □ クーラーボックスのフタを少し開けた状態で保管した

電子機器 □ バッテリーを50〜70%まで充電した □ 電池を全て抜いた □ 充電ケーブルを整理した □ 取扱説明書と一緒に保管した

電源・照明 □ ポータブル電源のバッテリー残量を確認した □ LEDランタンの動作確認をした □ 予備バッテリーの保管場所を記録した

水回り・トイレ □ タンク内の水を完全に抜いた □ 薬品の残量を確認した □ ホース・チューブの劣化をチェックした □ パッキン類に劣化がないか確認した

その他 □ チェア・テーブルの可動部分に注油した □ カーテン・目隠し布を洗濯した □ 小物類をジップロックで分類した □ 消耗品の在庫リストを更新した

定期メンテナンスチェックリスト(月1回)

□ 保管場所の湿度をチェック(除湿剤の交換) □ ポータブル電源の充電状態を確認 □ 防虫剤の効果期限を確認 □ 保管ボックスに異常がないか目視確認 □ グッズ管理表を更新

このチェックリストは、私が過去の経験から改良してきたものです。最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば30分程度で終わります。

まとめ:一手間が次のシーズンの快適さを決める

車中泊グッズの管理は、正直言って面倒です。シーズン終わりの疲れた体で、グッズを洗って乾かして点検して…なんて、やりたくない気持ちはよくわかります。

でも、この一手間をかけるかどうかで、次のシーズンの快適さがまったく変わるんです。

私が初めてきちんとした保管を実践した翌年の春、準備にかかった時間はたったの30分。前年までは半日かけて買い物に走ったり、使えないグッズを処分したりしていたのが嘘のようでした。

何より、お気に入りのギアが長く使えることが嬉しい。最初に買った寝袋は、適切な保管のおかげで7年目の今でも現役です。

「面倒だから後で」と思ったそのグッズが、次のシーズンに「使えない」となる前に、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。少しの手間が、長く快適な車中泊ライフを支えてくれますよ。

次のシーズンが待ち遠しくなる、そんな保管管理を一緒に実践していきましょう。

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