「軽自動車で車中泊したいけど、狭くて無理じゃない?」 「フルフラットにならない車でも、何とかなる方法ってあるの?」
私も最初は同じ疑問を持っていました。実際に軽自動車で車中泊を始めて3年、これまで50泊以上の経験を重ねてきた私が断言します。軽自動車でも十分快適な車中泊は可能です!
ただし、そのためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。この記事では、私の実体験をもとに、軽自動車で快適に車中泊するためのフルフラット化の方法と、おすすめの車種を詳しくご紹介します。
軽自動車の車中泊、最大の課題は「段差」と「幅」
実際に感じた軽自動車車中泊の問題点
私が初めて軽自動車で車中泊をしたとき、一番困ったのがシートを倒したときの段差でした。背中に違和感があり、朝起きると腰が痛くて仕方ありませんでした。
軽自動車で車中泊する際の主な課題は以下の3つです:
段差の問題 – シートを倒しても完全にフラットにならず、凹凸が背中に当たる 幅の制限 – 軽自動車は横幅が1.48m以下と決まっているため、大柄な方は窮屈に感じることも 天井の高さ – 車種によっては座った状態で頭がつかえることがある
しかし、これらの問題は適切な準備と工夫で十分解決できます。次のセクションでは、私が実践している具体的な対策方法をお伝えします。
軽自動車をフルフラット化する3つの方法
方法1:厚手のマットで段差を吸収する(初心者におすすめ)
私が最初に試した方法がこれです。車の改造は一切不要で、マットを敷くだけなので誰でもすぐに始められます。
私が使っているのは厚さ10cmの車中泊専用マットです。最初は5cm厚のマットを使っていましたが、段差が完全には解消されず、10cmに変えてから劇的に快適になりました。
選ぶポイント:
- 厚さは最低でも8cm以上(私の経験上10cmがベスト)
- 車のサイズに合わせてカット可能なタイプ
- 収納時にコンパクトになるもの
- ウレタン素材よりインフレータブルタイプの方が段差吸収に優れる
メリット: 手軽で投資も少ない(1万円〜3万円程度) デメリット: 収納スペースを取る、毎回セットアップが必要
方法2:ベッドキットを導入する(本格派向け)
車中泊を月1回以上する方には、ベッドキットの導入をおすすめします。私も2年目にベッドキットを導入し、セットアップの手間が大幅に削減されました。
ベッドキットは、シートの上に板状のフレームを設置して完全にフラットな寝床を作るシステムです。
実際に使ってみた感想:
- セットアップが5分以内で完了
- 段差が完全になくなり、睡眠の質が向上
- ベッド下に収納スペースができて荷物の整理が楽
導入費用: 3万円〜8万円程度(車種によって異なる) 注意点: 車種専用設計のものが多いため、購入前に適合確認が必須
方法3:DIYでイレクターパイプを使った自作ベッド
コストを抑えたい方や、自分好みにカスタマイズしたい方にはDIYもおすすめです。私の車中泊仲間の中には、イレクターパイプで自作ベッドを作っている人も多くいます。
必要な材料:
- イレクターパイプ(直径28mm)
- ジョイント部品
- 合板またはコンパネ(厚さ9〜12mm)
- クッション材やマット
制作費用: 1万円〜2万円程度 メリット: 自分の車に最適なサイズで作れる、コストが安い デメリット: 制作に時間がかかる、ある程度のDIYスキルが必要
車中泊におすすめの軽自動車5選【実際に乗った・見た経験から】
ここからは、私が実際に乗った経験や、車中泊イベントで多くの車を見てきた経験から、特におすすめの軽自動車を紹介します。
1. ホンダ N-VAN(最もおすすめ!)

私が現在メインで使っている車です。車中泊のために設計されたのではないかと思うほど、使い勝手が良い車です。
おすすめポイント:
- 助手席も含めて完全フルフラットになる(約2.6mの室内長!)
- 荷室の床が低く、天井が高いので圧迫感がない
- センターピラーレスで荷物の出し入れが楽
- 燃費も良好(実燃費で18〜20km/L程度)
実体験から: 身長175cmの私が完全に足を伸ばして寝られます。横幅も余裕があり、二人での車中泊も可能でした。
注意点: 後部座席がないため、普段使いで4人乗車が必要な方には不向き
2. スズキ エブリイワゴン
車中泊界隈で最も人気の高い車種の一つです。私の車中泊仲間の3人がエブリイワゴンを使っており、何度も車内を見学させてもらいました。
おすすめポイント:
- 商用バンベースなので室内が広い
- 後部座席を倒せば約2mのフラットスペース
- 改造パーツやベッドキットが豊富
- 中古車市場も豊富で入手しやすい
実際に見た印象: N-VANには及ばないものの、大人2人が寝るには十分なスペースがあります。天井も高く、車内で着替えもしやすいです。
注意点: 完全フルフラットではないため、マットやベッドキットは必須
3. ダイハツ タフト
2020年に登場した新しい選択肢です。私も試乗して車中泊の可能性を確認してきました。
おすすめポイント:
- スカイフィールトップ(ガラスルーフ)で開放感抜群
- 後部座席を倒すと約1.8mのフラットスペース
- SUVスタイルでアウトドアシーンに映える
- 最新の安全装備が充実
試乗した感想: 身長170cm以下の方なら問題なく寝られます。ガラスルーフから星空を眺められるのは最高の体験でした。
注意点: 室内長がやや短めなので、大柄な方は斜めに寝る工夫が必要
4. スズキ ハスラー
街乗りと車中泊を両立したい方に最適です。私の妻が乗っており、時々車中泊にも使用しています。
おすすめポイント:
- ポップなデザインで普段使いしやすい
- 後部座席を倒すと約1.7mのフラットスペース
- 燃費が良い(実燃費23km/L前後)
- 価格が比較的リーズナブル
実際の使用感: ソロキャンプや一人旅には十分です。荷物を工夫すれば二人での車中泊も可能ですが、やや窮屈に感じます。
注意点: 本格的な車中泊には少し狭い、どちらかというとライト層向け
5. ホンダ N-BOX
軽自動車販売台数No.1の人気車種です。車中泊専用ではありませんが、工夫次第で快適に使えます。
おすすめポイント:
- 中古車市場が豊富で選択肢が多い
- 普段使いと車中泊の両立がしやすい
- 室内が広く、天井が高い
- ファミリーカーとしても使える
友人の車で宿泊した経験: 後部座席を倒すと約1.8mのスペースができます。段差はありますが、10cm厚のマットを使えば十分快適でした。
注意点: 完全フルフラットではないため、マット選びが重要
車中泊を快適にする必須アイテム5選【私の実体験から】
車種選びと同じくらい重要なのが装備です。私が3年間の車中泊経験で「これは絶対必要!」と感じたアイテムを紹介します。
1. 車中泊用マット(最重要!)
前述の通り、厚さ10cm以上のマットがおすすめです。私は最初ケチって安いマットを買いましたが、結局買い直すことになりました。最初から良いものを選ぶことをおすすめします。

2. 目隠し用サンシェード
プライバシー確保と暑さ・寒さ対策に必須です。私は車種専用のサンシェードを使っています。吸盤タイプよりマグネットタイプの方が着脱が楽で長持ちします。

3. ポータブル電源
スマホの充電はもちろん、夏は扇風機、冬は電気毛布を使うために必要です。私は容量500Wh程度のものを使っており、1泊2日なら十分持ちます。
4. LEDランタン
車内灯だけではバッテリー上がりが心配です。私は充電式のLEDランタンを2つ常備しています。明るさ調整できるタイプが便利です。
5. 寝袋または毛布
車内は外気温の影響を受けやすいため、季節に応じた寝具が必要です。私は春夏用と秋冬用の2種類を使い分けています。
軽自動車で車中泊する際の注意点【トラブル回避のために】
駐車場所の選び方
私が3年間で学んだ、安全な駐車場所選びのポイントです:
- 道の駅やRVパークを利用する(車中泊が公認されている)
- トイレが近い場所を選ぶ(夜中のトイレは必須)
- 周囲の環境を確認する(騒音、照明の明るさなど)
- 斜面を避ける(水平な場所でないと寝づらい)
絶対にやってはいけないこと:
- コンビニやスーパーの駐車場での宿泊(迷惑行為です)
- 住宅街での車中泊(通報される可能性あり)
- 車中泊禁止の場所での宿泊
換気の重要性
私が初心者の頃に失敗した経験ですが、窓を完全に閉め切って寝たら、朝起きたときに頭痛がしました。それ以来、必ず換気には気を付けています。
- 窓を2cm程度開けて空気の流れを作る
- 網戸や虫除けネットを使う
- 暑い時期はサンルーフやリアゲートを少し開ける
防犯対策
車中泊は防犯面でも注意が必要です。私が実践している対策:
- 貴重品は車内の見えない場所に隠す
- ドアロックは必ず確認
- 人気のない場所は避ける
- 周囲に他の車中泊者がいる場所を選ぶ
まとめ:軽自動車でも工夫次第で快適な車中泊ライフ!
車中泊経験を通して、私が確信したことは**「軽自動車でも十分快適な車中泊は可能」**ということです。
この記事のポイントをまとめると:
- 段差対策には10cm以上のマットまたはベッドキットが効果的
- 車種選びではN-VANが最もおすすめ(私も愛用中)
- フルフラットにこだわりすぎず、マットで調整する方法もアリ
- 装備は最初からある程度良いものを揃えた方が結果的に安上がり
- 駐車場所選びと換気、防犯には十分注意する
最初から完璧を目指す必要はありません。私も最初はマット1枚と寝袋だけで始めました。徐々に自分に合った装備やスタイルを見つけていく過程も、車中泊の楽しみの一つです。
まずは手持ちの軽自動車と厚手のマットで、近場の道の駅で1泊してみることから始めてみてはいかがでしょうか?その経験が、あなたの車中泊ライフの第一歩になるはずです。
安全で快適な車中泊ライフを楽しんでください!

