やまとねえねえ、最近車中泊の旅してみたいなって思ってるんだけど、せっかくだから釣りもしたいけどどうかな?



おお、いいじゃん!釣り場も車中泊できる場所の近くを選べば手軽にできるよ!
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そうなんだ!じゃあ、どんな場所を選べばいいの?



よし、じゃあ順番に教えていくね。車中泊しながら釣りも楽しむための、ポイントをまとめて説明するよ!
釣り人向け・車中泊可能なスポットの選び方


基本の3つのスポットタイプ
車中泊できる場所には、主に以下の3タイプがあります。
道の駅 全国に点在し、トイレや自動販売機が完備されています。ただし、宿泊を目的とした長時間駐車は禁止されている場所も多いため、あくまで「仮眠・休憩」として利用しましょう。釣り場近くの道の駅を事前にチェックしておくと便利です。
RVパーク・オートキャンプ場 車中泊を前提とした有料施設です。電源設備やシャワー、ゴミ捨て場などが整っており、初心者でも安心。1泊2,000〜3,000円程度が相場で、快適性を重視するならこちらがおすすめです。
公共の駐車場 漁港や海浜公園の駐車場なども候補になりますが、必ず事前に管理者に確認を。24時間利用可能でも、車中泊が禁止されているケースがあります。
釣り場別・おすすめ車中泊エリア
海沿いの釣り場 海沿いの車中泊では、波音で快適に眠れる反面、潮風による塩害や強風に注意が必要です。漁港近くの駐車場は便利ですが、早朝から漁師さんの作業が始まるため、邪魔にならない場所選びを。また、津波の危険性がある地域では、海抜の高い場所を選ぶことが重要です。
湖畔の釣り場 湖畔は波が穏やかで、海に比べて車への影響も少なめです。ワカサギ釣りやバス釣りのスポット近くには、釣り人向けの駐車場が整備されていることも。ただし、夏場は虫が多いため、網戸や虫除けグッズは必須です。
川沿いの釣り場 渓流釣りの場合、山間部での車中泊になることが多いでしょう。携帯電話の電波が届かない場所もあるため、事前に家族へ行き先を伝えておくこと。また、急な増水の危険があるため、天気予報を必ず確認し、川に近すぎる場所は避けましょう。
車中泊で絶対に避けるべき禁止エリア
法律で禁止されている場所
私有地 私有地での無断駐車は不法侵入にあたります。「誰も使っていないから」という理由でも絶対にNG。必ず所有者の許可を得ましょう。
駐車禁止区域 標識で駐車禁止と指定されている場所はもちろん、道路交通法で定められた駐車禁止エリア(交差点から5m以内、消火栓から5m以内など)も対象です。
キャンプ禁止の公園 「公園なら大丈夫」と思いがちですが、多くの公園では車中泊やテント設営が禁止されています。管理事務所で必ず確認を。
トラブルを避けるための確認事項
最近、一部の車中泊スポットで騒音やゴミのポイ捨てが問題となり、車中泊が禁止される場所が増えています。利用前には以下を確認しましょう。
- 施設の公式ウェブサイトで最新情報をチェック
- 現地の看板や注意書きを確認
- 不明な場合は管理者に直接問い合わせ
- 地元の釣具店で情報を聞くのも有効
快適な車中泊に必要な装備リスト


睡眠環境を整える基本装備
マット・寝袋 車のシートをフラットにしても、段差や硬さで眠れないことがあります。厚手のマット(5cm以上)を敷くだけで快適度が大幅アップ。寝袋は季節に応じた温度対応のものを選びましょう。
サンシェード・カーテン プライバシー確保と防犯のため、全ての窓を覆える遮光グッズは必須です。吸盤タイプや専用設計のものが便利。車外からの視線を完全に遮断できるものを選びましょう。
照明器具 車内灯だけではバッテリー消耗が心配。USB充電式のLEDランタンがあれば、釣り具の整理や夜間の作業も快適です。
季節別・追加装備
夏場の装備
- ポータブル扇風機(USB充電式)
- 網戸代わりになる防虫ネット
- 冷却タオルや保冷剤
- 熱中症対策の飲料水(多めに)
冬場の装備
- 電気毛布(ポータブル電源使用)
- 湯たんぽ
- 防寒用の厚手寝袋
- 窓の結露対策グッズ
釣り人ならではの便利装備
- クーラーボックス(釣果保管と食材保冷を兼用)
- ポータブル電源(釣り道具の充電にも)
- ヘッドライト(両手が空く)
- 折りたたみ椅子とテーブル(車外での食事に)
- ウェットティッシュ・消臭スプレー(魚の臭い対策)
釣り人が守るべき車中泊マナー
騒音・光への配慮
早朝出発や夜間の釣り具準備では、ドアの開閉音やエンジン音が周囲に響きます。以下を心がけましょう。
- ドアはゆっくり静かに閉める
- エンジンのかけっぱなしは最小限に(アイドリング5分以内)
- 車内灯は外に漏れないよう遮光を徹底
- 深夜・早朝の車外での作業は控えめに
ゴミ処理の徹底
釣り場周辺での車中泊では、特にゴミ問題が深刻です。
- 釣り餌のパッケージや釣り糸などもすべて持ち帰る
- 生ゴミは密閉して臭いが漏れないように
- 施設のゴミ箱を利用する場合も分別を徹底
- 車外に出したものは必ず車内に戻す
「来た時よりも美しく」を合言葉に、むしろ周囲のゴミを拾うくらいの心意気で。
トイレ・洗い場の利用マナー
- トイレットペーパーは備え付けのものを大量使用しない
- 洗い場で釣り具を洗う場合は、他の利用者の迷惑にならないよう短時間で
- 順番待ちの人がいたら譲り合いの精神で
- 使用後は次の人のために綺麗に
車中泊の安全対策
防犯対策
人目につく場所を選ぶ 逆説的ですが、完全に人気のない場所よりも、適度に人の出入りがある場所の方が安全です。道の駅やRVパークなど、管理者がいる場所がベストです。
貴重品管理 釣り具は高額なものが多いため、外から見える場所に置かないこと。車を離れる際は、可能な限り貴重品は携帯するか、トランクなど外から見えない場所へ。
緊急連絡手段の確保 携帯電話の充電を必ず満タンにし、電波が届かないエリアでは事前に家族へ詳細な行き先を伝えておきましょう。
健康・安全管理
換気の重要性 窓を完全に閉め切ると、車内の酸素濃度が低下します。少しだけ窓を開けて換気を。ただし、防犯のため開けすぎには注意。
エコノミークラス症候群予防 狭い車内で長時間同じ姿勢でいると、血流が悪くなります。寝る前に軽くストレッチをし、水分補給も忘れずに。
緊急時の対応
- 最寄りの病院の場所を事前確認
- 応急処置キットを常備
- 天候急変時は無理せず移動
初めての釣り車中泊・成功のコツ
まずは近場で練習
いきなり遠征するのではなく、自宅から1〜2時間圏内の釣り場で試してみましょう。「やっぱり無理」となっても、すぐに帰宅できる距離なら安心です。
情報収集を怠らない
釣り人向けのブログやSNS、地元の釣具店からの情報は宝の山。実際に車中泊している人の体験談は、ガイドブックよりも実践的です。
少しずつ装備を充実させる
最初から完璧を目指す必要はありません。基本的な寝具と安全装備から始めて、経験を積みながら自分に必要なものを見極めていきましょう。
まとめ
釣り人にとって車中泊は、早朝のゴールデンタイムを逃さず、好きな釣りを存分に楽しむための強力な武器です。適切なスポット選び、必要な装備、そして何より周囲への配慮とマナーを守れば、初心者でも安全で快適な車中泊が実現できます。
最初は不安かもしれませんが、一度体験すればその魅力に気づくはず。次の週末、お気に入りの釣り場で、朝日とともに竿を出す体験をしてみませんか?準備をしっかりして、素敵な釣り車中泊ライフをスタートさせましょう!


