車中泊マットは「コンパクトタイプ」一択な理由
荷室スペースを圧迫しない収納力が命
車中泊最大の敵は「荷物の多さ」です。旅の途中でSAや道の駅に立ち寄るたびに荷物を移動させたり、マットのせいで他の荷物が入らなくなったりした経験は一度や二度ではありません。
コンパクトタイプのマットは、使用時はしっかり膨らんで快適な寝床を作り、使わないときは小さく収納できる点が最大の強みです。収納袋に入れた際の直径が20cm前後のモデルなら、荷室の隙間に立てて収納することもでき、他の荷物のスペースを圧迫しません。
軽量だから積み下ろしもラク
重いマットは積み下ろしのたびに体への負担になります。長旅では特に、毎晩セッティングと撤収を繰り返すため、軽さは快適な旅の必須条件です。
私自身、以前使っていた厚さ10cmの大型マット(約4kg超)から、軽量コンパクトタイプに乗り換えたとき、その手軽さに感動しました。2.5kg前後のモデルは片手でも扱いやすく、翌朝の片付けがかなりストレスフリーになります。
コンパクトマットの選び方|3つのポイント
①素材で選ぶ(インフレーター・エアー・折りたたみ)
車中泊マットには大きく3種類あります。それぞれの特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。
インフレーターマット(自動膨張式):バルブを開けると内部のウレタンフォームが空気を吸収し、自然に膨らむタイプ。寝心地・断熱性・収納性のバランスが最もよく、車中泊初心者にも強くおすすめです。空気を抜けばコンパクトになり、ウレタンのクッション性で身体への負担も少なく済みます。
エアーマット:ポンプや口で空気を入れて膨らませるタイプ。収納時は非常にコンパクトになりますが、寝心地は空気量に左右されやすく、穴が開いたときのリスクも。コスト重視派に向いています。
折りたたみマット(クローズドセル):空気を使わず広げるだけで使える固形タイプ。パンクの心配がなく耐久性が高い一方、畳んでも一定の体積があるためコンパクト性はやや劣ります。サーマレストのZライトソルのようにアコーディオン式に折りたためるものなら比較的収まりがよいです。
②収納サイズ・重さで確認すべき数字
コンパクトマットを選ぶ際に最も重要なのが「収納サイズ」と「重量」です。メーカーのスペック表を必ず確認しましょう。
収納サイズの目安:直径20cm・長さ65cm以内であれば、ほとんどの車の荷室に縦置きで収納できます。これより大きい場合は荷室を圧迫する可能性があります。
重量の目安:シングルサイズなら2〜3kg以内が扱いやすいラインです。これより重いと毎回の積み降ろしが負担になります。
③車種・寝る人数で選ぶ
マットのサイズ選びは車種と人数によって変わります。軽自動車であればSサイズ(幅60cm前後)を1枚、コンパクトカーやSUVであれば2枚連結もOKです。ミニバンなら幅広のMサイズ以上が快適です。
必ず購入前に後部座席を倒したときの「荷室の縦・横の実寸」を計測してからサイズを選びましょう。私は最初にこれを怠って、サイズが合わず買い直した苦い経験があります。
【2026年最新】車中泊におすすめのコンパクトマット3選
実際に複数のマットを使い比べた経験をもとに、コンパクト性・寝心地・コスパのバランスが優れた3モデルを厳選しました。
① WAQ インフレータブル式マット 8cm|寝心地とコンパクトさの理想的バランス
車中泊ユーザーの間で圧倒的な支持を集めるWAQのインフレーターマットは、楽天デイリーランキングでも複数部門で1位を獲得した実力派モデルです。
実際に使ってみると、バルブを開くだけで自然と膨らみはじめ、使用時は8cmの厚みが出て、底づき感がなく翌朝の腰痛知らず。ひし形ウレタンフォームの適度な弾力が身体を優しく包んでくれます。収納時は専用袋に収めると直径20cm×長さ65cm程度になるため、荷室への収まりも申し分なしでした。連結用のスナップボタンが搭載されているので、2人以上の車中泊にも対応できる点も魅力です。
| 項目 | 詳細 |
| 使用時サイズ | 約190cm × 65cm × 厚さ8cm |
| 収納時サイズ | 約65cm × 直径20cm |
| 重量 | 約2.5kg |
| R値(断熱性) | 6.0 |
| 特徴 | 自動膨張・連結可能・滑り止め付き・1年保証 |
| おすすめシーン | ソロ〜2人・軽自動車〜SUV・春〜秋(冬も対応可) |
【こんな人におすすめ】はじめてのコンパクトマットを探している方・寝心地と収納を両立したい方・コスパを重視する方
② FIELDOOR 車中泊マット 5cm厚(Sサイズ)|軽量・超コンパクトでソロ車中泊に最適
「とにかく小さく・軽く収納したい」というニーズに応えてくれるのがFIELDOORの5cm厚モデルです。収納時の直径がわずか約20cmで長さ67cmと、マット類のなかでもトップクラスのコンパクトさを誇ります。
重量は約1.9kgで、インフレーターマットのなかでは相当軽い部類。荷室が特に限られる軽自動車やコンパクトカーのユーザーから人気を集めています。5cm厚は少し薄めに感じるかもしれませんが、高密度ウレタンフォームのおかげで適度なクッション性があり、シートの段差をしっかりカバーしてくれました。「車に常備しておきたい」という方には収納性の高さが抜群にフィットします。
| 項目 | 詳細 |
| 使用時サイズ | 約65cm × 190cm × 厚さ5cm |
| 収納時サイズ | 約Φ20cm × 67cm |
| 重量 | 約1.9kg |
| 特徴 | 自動膨張・連結可能・超軽量・コスパ最強クラス |
| おすすめシーン | ソロ・軽自動車〜コンパクトカー・荷室スペースが少ない車 |
【こんな人におすすめ】軽自動車ユーザー・荷物を最小限に抑えたい方・コストをできるだけ抑えたい初心者の方
③ THERMAREST(サーマレスト)Zライト ソル|折りたたみ式の超軽量クラシック
「パンクの心配なしで、とにかく軽くコンパクトに」という方に長年愛され続けているのがサーマレストのZライト ソルです。空気を使わないクローズドセルマットのため、穴が開く心配がなく、メンテナンスフリーで使えます。
アコーディオン式に折りたたまれた設計で、広げるだけで即座に使えるシンプルさが魅力。重量はレギュラーサイズで約410gと圧倒的な軽さで、積み下ろしがとにかくラクです。ただし、インフレーターマットと比べるとクッション性は劣るため、「薄くても背中が痛くならない」という体質の方や、寝袋との組み合わせで使う方に向いています。キャンプ・登山と兼用したい方にも最適な一本です。
| 項目 | 詳細 |
| サイズ(Rレギュラー) | 使用時:51cm × 183cm × 厚さ2cm |
| 収納時 | 折りたたみ式(51cm × 13cm × 14cm程度) |
| 重量 | 約410g(Rレギュラー) |
| R値(断熱性) | 2.0 |
| 特徴 | パンク不要・折りたたみ式・超軽量・座布団代わりにも |
| おすすめシーン | 軽量重視派・キャンプ兼用・サブマット利用 |
【こんな人におすすめ】登山・キャンプと兼用したい方・とにかく軽さ優先の方・パンクリスクをゼロにしたい方
実際に使って感じたコンパクトマットのメリット・デメリット
メリット
実際に数十泊の車中泊経験から感じたコンパクトマットのメリットを正直にお伝えします。
- 荷室を広く使える: 収納袋に入れるとコンパクトになるため、クーラーボックスや調理器具など他の荷物と余裕を持って積載できます。
- 設置・撤収が素早い: インフレーターマットはバルブを開けるだけで自動膨張するため、疲れた夜に長時間セッティングする必要がありません。夜の道の駅で5分以内にベッドメイクが完了します。
- シートの段差・凹凸を解消: 後部座席を倒してもシートの段差はどうしても残ります。厚みのあるマットを敷くことでフラットな寝床を作れ、腰や肩への負担が激減しました。
- 断熱性で底冷えをシャットアウト: 秋冬の車中泊では地面や車体からの冷気が天敵ですが、R値の高いマットを使えば冷気を遮断し、寝袋の保温効率も上がります。
デメリット・注意点
- 収納時にある程度の長さが残る: 直径はコンパクトになっても、長さはマットの幅(60〜70cm)が最低限必要になります。車種によっては荷室の幅に合わせた積み方を工夫する必要があります。
- インフレーターマットは片付けに少し手間がかかる: 空気を抜きながら丸める作業は最初は戸惑いますが、慣れれば3〜5分でできるようになります。コツは足で少しずつ押しながら丸めていくことです。
- パンクリスクがある(インフレーター・エアータイプ): 鋭利なものにマットが触れるとパンクの原因になります。荷室に硬いものや尖ったものがある場合は下に敷くものを注意しましょう。リペアキット付きのモデルを選ぶと安心です。
よくある質問(FAQ)
軽自動車でもコンパクトマットは使えますか?
使えます。Sサイズ(幅60cm前後)のインフレーターマットであれば、タント・N-BOX・スペーシアなど一般的な軽自動車の荷室にフィットします。購入前に後部座席を倒した状態の内寸(縦・横)を計測しておくと、サイズ選びのミスを防げます。

冬の車中泊でも寒くないですか?
マット単体のR値(断熱性)と、寝袋・ブランケットの組み合わせ次第です。R値6.0以上のインフレーターマットであれば、春〜秋は単体でも問題なく、冬は寝袋と組み合わせることで十分な保温性を確保できます。特に寒冷地や真冬の車中泊では、マットの下にアルミ保温シートを敷くとさらに効果的です。
マットの上にそのまま寝ていいですか?
問題ありませんが、長く使う場合は専用のシーツカバーを使うことをおすすめします。直接肌が触れる状態で毎日使うとマット表面が汚れやすく、カビや臭いの原因になることがあります。専用シーツは洗濯できるため、清潔に保てて旅の快適度がぐっと上がります。
まとめ
車中泊を快適にするうえで、マット選びは最重要項目のひとつです。「コンパクトなら寝心地が犠牲になる」は過去の話で、2026年現在は収納性と快眠を両立したモデルが数多く揃っています。
今回ご紹介した3選をあらためて整理すると、以下のようになります。
WAQ インフレータブルマット 8cm:寝心地・コンパクト・コスパのオールラウンダー。まず1枚目に選ぶなら迷わずこれ。
FIELDOOR 車中泊マット 5cm(Sサイズ):とにかく軽く・小さく収納したい軽自動車ユーザーのベストバイ。
THERMAREST Zライト ソル:パンクレス・超軽量でキャンプ兼用にも最適。軽量重視派のロングセラー。
車種やスタイルに合った1枚を見つけて、ぜひ快適な車中泊ライフを楽しんでください。旅は「よく眠れるか」でその後の行動力が大きく変わります。マット選びに迷ったときはいつでもこの記事に戻ってきてください。
※本記事の商品情報・価格は2026年2月時点のものです。最新情報は各ECサイトにてご確認ください。
